Japanese | -> Pet | -> 金魚 | -> 金魚を水槽に放つ! | -2000.3.30 Created- |
水槽をセットして1週間。心の中では2週間経ってからと決めていたが、子供達の強い要望に負け、ついに金魚を移すことに(笑)
新しい水槽の水温そして水質に慣らすため、以下のような手順を踏んだ。
・まず今までの水槽と新しい水槽の水温を計り、どちらも約15度で水槽間の温度差がないことを確認する。
・次に大きめのビニール袋を用意し、旧水槽の水と共に金魚を移し、新水槽の水にビニール袋ごと浮かべる。少し新水槽の水をビニール袋の中に加えては15分程放置するということを3度くり返した。
・その後金魚だけを新水槽に放つ。思っていた以上にのびのびと泳ぎ回る金魚の姿に安心した。
・それからはヒータを使い、2日かけて水温を20度まで上げた。
こうして順調に引越し作業も終了したと思っていた矢先、相次いで琉金と出目金が天に召されてしまった(約1週間後)。どちらもどうも体が傾いているなあと気付いた翌日には、フィルターの吸水パイプに吸い寄せられて自力では動けない状況になり、その後は水草の陰でひっそりと息を引き取っていた。特に目立った外傷や病気の兆候は見られなかった。
この世界にはテスト・フィッシュという言葉がある。つまり水槽立ち上げ時に水ができているかどうかを判断するために最初に入れる魚のことである。私は人間の作り出した横暴な概念と思えてならない。水槽の移し替えを行わなければ彼等は元気だったかと思うと大層心が痛んだ。
でもこうなった以上は、残りの金魚達がすくすくと成長することを望むばかりだ。
環境の大きな変化は金魚にストレスを与え、その変化に順応できるかどうかはその個体の生命力次第ということになる。 残念ながら金魚が死んでしまった場合は手厚く弔おう。その犠牲のおかげで残されたものは元気に生きていると、心に刻むことが大切である。 |