あくまで私の中でという限定がつくので、
実際は遡ること5年位までは"LATEST SCENE"に含まれる。
また旧録でも最近発売されたものは触れたいと思う。
奄美の島唄である。が、かなり個性が強い。好みは別れるだろう。私はこの神にも通ずるがごとき歌声と、リリカルな高橋全氏のピアノとの融合から生まれる何とも言い難い雰囲気に魅せられてしまった。
ダミアやビリー・ホリデイのごとく魂を感じさせる唄である。
[2003.5.27]
初めて聞いた曲にもかかわらず、イントロからぐいぐい引きずり込まれ、どんどん気分が高揚し、自然と体がリズムを刻み、最後まで耳がダンボになってしまったという経験を皆さんはお持ちだろうか? さらに言うならば、その曲との出会いを心から感謝してしまうような体験。
アルバムのタイトル曲「色彩のブルース」はまさにそういう曲だ。「肌が合う」という表現は、こういうことを意味すると思う。
私は収められている5曲すべて気に入った。曲のアレンジもさることながら、ボーカルがめちゃくちゃいい! 心臓を直接手で掴まれている、そんな気分だ。
まだ聞いたことがない方は是非一聴されんことをお薦めする。
[2000.9.7]
初めて「あなたのキスを数えましょう」を耳にした時、私はその歌唱力に驚いた。そして年齢を知った時、再び驚いた(笑)。
日本人離れしたこの歌い方は、練習したからといって、おいそれと身に付くものではない。天がこの咽を与えてくれたのだろう。
今後に望むことは2点。英語の発音がもう少しうまくなって欲しいことと、心を伝えるためには今以上にメリハリをつけた歌い方を身につけて欲しいこと。
なお「あなたのキスを数えましょう」は、この中のAcoustic Versionがベスト!
[2000.3.24]
#レコード屋さんはまめに通わなきゃいけないなあ、と思った。
'71年の初ライブを収録したアルバムで、'96に発売されていたのに知らなかった。ライブなので多少粗さはあるが、I Feel The Earth MoveからA Natural Womanまで素直に感動した。やはりキャロル・キングの声とピアノは魅力的だ!全部で17曲収録されていて、うち2曲でジェームス・テーラーとのデュオを聞くことができる。これがまた絶品で涙、涙。
心からお薦めする1枚である。
[1999.1.21]
アルバムタイトルからして自分は買わなければならない1枚だと(笑)。この方もどこから切っても達郎なのだが飽きないね。1曲ごとにこだわりが感じられる。ドライブにはもってこいの1枚だろう。
[1998.9.24]
今年20周年を迎えたSASの2枚組ベストアルバム。初めてSASを聞いたのが大学の時だから... 時の流れは早い。1曲聞く度にその頃の情景が浮かんでくる。みんないい曲だけど、「希望の轍」は特に何度聞いても胸が熱くなる。今年はベストアルバムの当たり年だとレコード屋さんが言っていた。
[1998.9.24]
吉田拓郎のセルフカバー・ベストアルバム。懐かしい歌が次々に飛び出してくる。アレンジばかりでなく本人の声も随分丸みを帯びたと感じた。オリジナルの、人にぶつかってくるようなインパクトはないけど、じわじわと心にしみ込んでくる、そんな心地よさがこのアルバムの売りだと思う。「全部だきしめて」は1フレーズで彼の曲であるとわかってしまう、拓郎テイストの溢れた曲だ。うちの子供たちには「ひらひら」が好評。
[1998.4.30]
Lee Morgan(tp)の後期名盤に、未発表TAKEを加えてCD化したもの(3枚組)。もともとLPでも2枚組でしかも長尺ものが多いため聴きごたえのある作品だったが、ますます好きになってしまった。曲想はほとんど新主流派のいわゆるモーダルなJAZZで、Lee Morganは勿論のこと、Benny Maupin(fl, b-cl, ts)やHarold Mabern(p)が緊張感あふれるPLAYを展開する。Mickey Rockerのdsもいいよ!
[1998.4.22]
初めて耳にしたのが「オリノコフロー」だった。その曲想は独特で聖歌すら思い起こさせた。「エニィウェア・イズ」がヒットチャートを駆け上がりずっと居座ったのは御存知の通り。思うに現代人が欲している安らぎを彼女は与えてくれる、それがここまで彼女をメジャーにした要因ではないだろうか。実際エンヤの音楽を聴くとさっきまでイライラしていた自分が嘘のようにリラックスする。最近出されたこのベスト盤は選曲も良くお勧め。
[1998.4.22]
このHPの構成がそうであるように私はほとんどClassicを聴かない。特にオペラなどの声楽は拒否反応を示すが、このボチェッリは逆に引き込まれてしまった。それはたぶんボチェッリの音楽性がClassicという枠に留まらない、エンターテイメントの本質を捉えたものであるからだと思う。「タイム・トゥ・セイ・グッドバイ」は後世に語り継がれる1曲になると私は確信する。
[1998.4.22]
スウェーデン出身のグループで、ラップだが、根底にジャズを感じる。もともとJ-WAVEで彼らの「フリーダム」という曲を何度も聞いていいなあと思っていた。ある晩、鹿賀丈史主演のTVドラマで、効果的に彼らの曲が効果的に用いられていて、「フリーダム」以外にもなかなかいい曲があったので、アルバム購入となった。うーん、これは買って正解!通常ラップの嵐だと私は途中で飽きてしまうが、これはただのラップとはちょいと異なる。曲のバリエーションもあり、またアレンジも良く、聞き手を飽きさせない。今後が楽しみなグループである。
[1998.4.22]