Japanese -> Car -> 工具 -> 工具その1 -2004.1.9 Updated-

[ 工具その1 ]

1.純正車載工具

 皆さんも御存知の通り、残念ながらほとんど使い物にならない。道中パンクしてタイヤ交換する時になんとか使える程度(キッパリ!)。

 個別に見ると、車載ジャッキだけはガレージジャッキの補助として使うことはできるが、ドライバやコンビレンチはあまりにも加工精度が悪く、ボルトをなめるので恐くて力がかけられない。

2.工具セット
TONE Tools

 必要なもののみ買い揃えるのがベストだが、それ相応の知識が必要になる。私自身は選択する自信がなかったので、鳥海商会で1万9千円のTONEの工具セットを購入した。

 TONEはそれ程有名なブランドではないが、それは自動車向け工具というよりは一般産業向けの工具メーカであるためで、工具そのものは加工精度・耐久性ともに満足できる造りをしている。このセットは本来バイク用で、ソケットレンチは3/8インチが組み込まれている。コンビレンチ、ドライバ(貫通型)ともに使いやすく、使えないものはプラグソケット(径が合わない)と、六角レンチ(ここまで太いものを使う場所は私の車では見当たらない)だろうか。薄型のケースに入っており助手席のシートの下にすっぽりと収る。

 買う時はちょっと高いなーと思ったが、今考えるといい買い物をしたと大変満足している。その後足りない工具も出てきたが、買い足せばいいわけで、基本がしっかりしていることが大事だと思う。

3.ガレージジャッキ・うま
Floor Jack1 Floor Jack1

 夏冬のタイヤの交換だけ考えてもガレージジャッキがあると非常に便利だ。さらに足回りの整備作業となると、うまとともにガレージジャッキは必須である。

 どの位の値段のジャッキを買えばいいのか、はとても難しい。私のは用品店でバーゲン時に7千円弱のものであるからそこそことは思うが、いわゆるメーカ製の3万円〜のものに比べれば信頼性はかなり落ちる(アームのガタ、特にアームを高く持ち上げた時の挙動)。

 やはり一般的に言われているように、どの値段のものを買ったとしても、ジャッキアップ時は細心の注意を払い、バランスが落ち着いているのを確認してから作業を始める、外したタイヤはサイドシルの下に置く、車の下に潜って作業する場合は必ずうまをかける、などの基本事項を守ることは必須と考える。

 加えてジャッキアップでボディを必要以上に傷つけないため、ラバー製のプレートや木片をカットして用意しておくと便利。

 ジャッキアップポイントについてはこちらを。

4.クロスレンチ
Cross Wrench

 タイヤの脱着には非常に便利だ。しかしこれも安物を買うとその恩恵が充分に得られない。かくいう私も安物なので、ソケットが浅い、ボルトに対しガタがある、溶接部が弱くたわむ、故に力を充分にかけられない。いいものを買うべき!

5.電装系
Electrical

 用品店で売っているエーモンのセットで充分だと思う。いくつか価格帯があるがセットされている端子類の数が異なるだけだ。自分で消耗した分を買い足すのであればどれでも同じだと思う。むしろ圧着工具の取り扱いになれることが重要で、最初は実作業にかかる前に実際に圧着を行い、確実かつきれいに接続されていることを確認してから、本番にとりかかることをお勧めする。なお私の場合端子類は種別ごとにフィルムケースに入れて保存している。

6.トルクレンチ (大)
Torque Wrench Big

 正確なトルクが知りたいと思いながらも、高くて買えないと思っている人が多いと思う。でもあるんだな(笑)。プリセット型で測定範囲が4〜22kg・mで6,980円!

 ストレートという工具屋さんのもので、使い勝手もよくとても重宝している。ただしどちらかというと足回り作業用。差込み角は1/2インチ。

7.スプリング・コンプレッサ
Coil Spring Clamp

 サスペンションを交換した時はHiroaki Tanakaさんのものをお借りした。今後自分で交換するために購入してしまった!でも未だ未使用...

8.ピックアップツール
Pick Up Tool

 車、特にエンジンルームをいじってると「あっ、ボルトが落ちた!」なんて事がたまにあると思う。こんな時このツールは便利。赤い方を押すと3本の爪がにゅっと出てきて狭いところにある目的物をすっとつかんでくれる。ストレートで350円也。

9.メガネレンチ2種
Box Wrench

 足回り専用。

 写真上はKoken製(実は製造はベータなのだそうだ)で75度オフセットしている。そのため少し奥まっているリアのストラット上部ボルトに使用することができる。なんでも欧州車はボルトが引っ込んでいて素直にレンチが掛からないことが多くこのような形状が考案されたということだ。

 写真下はKTC製のストレート形状(オフセット0)でしかも17mm19mmの割には長いレンチだ。大変力がかけやすく、ストラット下部の締め付けトルクのきついボルトであってもあっさりと回すことができる。

 どちらも鳥海商会で野村さんの説明をしっかり聞いた後で購入した。

10.ソケットアダプタ/エクステンションバー
Box Wrench

 写真左は1/2"から3/8"への変換アダプタ。私の持っているソケットツールのコマはほとんどが3/8"なので、上記トルクレンチと同時に購入した。

 写真中・左はエクステンションバー。TONEのツールセットには150mmのものが入っていたが、プラグ脱着時など若干短いのが欲しかったので、50mmと75mmものを追加した(どちらもKoken製)。特に75mmのものは軽くセットするとユニバーサルジョイントも兼ね深くセットすると本締めも可能な、二段活用エクステンションバーである。

 これも鳥海商会で説明を聞いて感心し、いつのまにかレジでお金を払っていた代物だ。

11.オイルフィルタレンチ(サイズ79mm)
Oil Filter Wrench

 オイルエレメントを外すのに用いる。なくてもなんとかなるが、あった方が絶対便利。特に専用品は扱いが楽だ。なおオイルエレメントを装着する時はゴムパッキンが破損するのを避けるため手で締め込む

[2004.1.9追記]2003年後半に純正オイルエレメントの大きさが変わったので現在のものにこのサイズは適合しない。詳しくはこちらを参照。

12.スピンナハンドル
Spinner Handle

 これも便利。ラチェットレンチではあまりトルクがかけられない(故障につながる)。T字ハンドルでは思うように力が伝えられない。そんな時このスピンナハンドルが1本あれば楽勝なのだ。ボルトがきつい時の出番を想定して450mmのKoken製のものを鳥海商会で購入した(3,440円)。実際使ってみてその有り難さが分かる。

13.ディスクブレーキスプレッダ
DiskBreak Spreader

 やはり専用工具は安心感がある。ストレートで買ってしまった(2,980円)。使い勝手は良好。

14.板金セット
Auto Body Repair Kit

 ハンマ3本と当て金4個のセットで3,980円(ストレート)!普通の人は買わないと思うが...自分で直すのが好きなもので。

 まずはでこぼこの自転車で修行を積むつもり。次はスライディングハンマかな?(笑)

15.磁石皿
Magnetic Parts Tray

 はずしたボルトとかナットをちょっとおいとく皿。磁石が付いていて皿を蹴っとばしても中の物が飛ばない(程度問題だよ....)。別にどんな入れ物でもいいんだけど、おっちょこちょいの私にはもってこいの一品なのだ(640円)。


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