Japanese -> Pet -> 金魚 -> オブジェが欲しい! -2000.2.7 Created-

[ オブジェが欲しい! ]

 小さな水槽だが、金魚と濾過フィルタだけではなんか殺風景。水槽を洗う手間を考えると、入れるものはできるだけ少ない方がいいが。

 やっぱりがなきゃね!、と思った次第である(単純)。それとエアレーションを兼ねた水車小屋の置き物(爆)。いそいそとホームセンターへ行った。

 私の頭の中にある水草のイメージは、葉が細かく分かれた金魚藻と水に浮くホテイアオイだった。水槽には蓋をつけていたので邪魔になりそうなホテイアオイは断念し、金魚藻を購入した。それと小さめの水車小屋も....

 金魚藻はポットに入っていたが、そのままでは浮いてしまうので、3cm程の小石を4、5個用意し、押さえるように水槽に入れ、水車小屋はホースを分岐させてセットした。

 見た目はかなり水槽らしくなったが金魚にはちょっと迷惑そうだ。

 水草は、

  • 光合成で二酸化炭素を酸素に変える
  • 硝化塩(有機物をバクテリアが変化させたもの)を養分として吸い上げる
という働きから、魚が必要な酸素の供給及びpH(ペーハー)の維持に寄与する。

 ただしこのためには条件があり、まずは十分なが必要である。それと思っている以上に水中の二酸化炭素の濃度は低く(特にエアレーションをしている場合)、むしろ二酸化炭素を添加する位でないと活発な光合成は行なえない。

 また硝化塩はから養分として吸い上げるので、水草が底砂に植えられ根付いていないと、この効果は期待できないし、一方十分なバクテリアが完全に定着した水槽でないと、有機物は硝化塩に変化しない。

 だからあまり整った環境でない場合は、効果を期待せず一つのオブジェとして楽しむのが良いと思う。ただしこの例のように狭い水槽の場合は、魚にとっては障害物にすぎずストレスを溜める原因になるので要注意だ。

 この時購入した水草はカボンバといい(一般的にカボンバともう少し葉の太いアナカリスが金魚藻と呼ばれる)、入手が容易でしかも非常に育て易く、最初の水草としてはおすすめである。しかもカボンバの育成条件は「pH6.5〜7.0、水温20〜28度、硬度は軟水」なので水質チェックとして用いることもできる。

 短所は、あまりにも有名なその外形と、成長スピードが速いため必要なトリミングの面倒臭さだろうか。


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