Japanese | -> Computer | -> 購入経緯 | -1998.11.18 Created- |
それは突然私の目の前に現れた。前に勤めていた会社で中堅どころのSEとして仕事をしていた頃のことだ。来る日も来る日もDOSベースのPCでドキュメント作成やらプログラムのデバッグやらしていた。WINDOWSはまだまだ安定性が悪く、先行開発する一部の部署で使用するのみ、かたやUNIXマシンではXがもてはやされていた頃である。
ある社員が自宅からMacintoshIIを会社に持ってきた。早速見せてもらうことに....するとGUI (グラフィック・ユーザ・インターフェース) は勿論のこと、その操作性が素晴しい!! 要らないものはゴミ箱へ。やりたいもの(アプリケーション、ドキュメント)はダブルクリック。これほど分かり易いマシンが今まであっただろうか?すぐに虜になってしまった。でもその値段を聞いて愕然としたのを覚えている。そう、とても手の届く値段ではなかった。
しばらくして時の流れかN社のコンピュータ一色だったその会社もMacintoshを扱うようになった。そして待望の社内販売が始まり、さっそく購入モデルの検討を。スペックから考えるとIIciが欲しかったが、金額面でまだ無理があった。匡体も自宅に置くにはちょっと大きいということで、ピザボックス型のLow cost Color モデル、LCを購入することにした。LC本体(FDモデル)、Apple 12" RGB DISPLAY、Quantum 内蔵100MB HDD合わせて30万円弱の買い物だった。
セッティングとインストールを済ませ、いよいよ起動。独特の起動音とともにMac Worldが目の前に広がる。事前にFreewareやSharewareを用意してあったので存分に楽しむことができた。既にわが家にはN社98U2、88mkIIという埃を被ったPCの先客がいたが、彼等とは明らかに一線を画す、魅力的な道具と私の目には映った。