Japanese -> Pet -> 金魚 -> 始まりは金魚掬い -2000.2.3 Created-

[ 始まりは金魚掬い ]

 自分もそうだったが、祭りの金魚掬いは子供にとって魅力的な遊びである。

 あのいかにも頼り無気なポイで、もう破れやしないかとドキドキしながら、狙いをつけ勝負をかける、その瞬間がなんとも(笑)。もちろん、いずれは訪れる後悔の念も脳裏に深く刻まれるが(最近はモナカもあるが、やはりを貼ったものの方が情緒があっていい)。

 常々、「金魚はどうせ持って帰ってきても死んでしまうのだから、遊びでやるのはいいが、もらってくるな」と子供には諭していた。ところが、1998年の夏のある祭りでのこと。子供たちは10数匹の和金の入ったいくつかのビニール袋を片手に私のもとへ戻ってきた。少し不安げな笑みとともに。

 ....この手の表情に親は弱い。プラスチック水槽(巾約30cm)、エアレーション器具(ポンプ、チューブ、エアストーン)そして(乾燥ミジンコ)を入手し、この日から金魚の飼育が始まった。

 だが取りあえずわかることは全部しているにもかかわらず、1日また1日と経つに従い、金魚の個体数は減ってく。特に飼い始めて1週間は毎日のように(悲)。その後は、なぜか水替え時に元気がなくなった。

 そして気がつくと残り1匹に.... でもその1匹はすくすくと成長していった。

 金魚の死因としては、

  • 個体の弱さ
  • 病気
  • 環境の悪化
  • 環境の急激な変化
などがよく言わる。

個体の弱さ:
 露店の金魚は弱い。もし可能であれば、同じ金魚掬いでも町会や商店街が催すイベントの金魚掬いを狙った方がいい。こっちの方が仕入れの違いか、一般的に丈夫だ。もっともペットショップで購入するのが一番安心だが。

病気:
 そのほとんどは外見で判断できる。魚体に何か付着しているものはないか、ひれの先が白くなってないか、えらが腫れていないか、お腹が上になってないか、入手時には必ずチェックしよう。餌食いが悪い場合はカゼの可能性もある。

環境の悪化:
 私は水が汚れて金魚が何匹いるのかわからなくなる位まで放っておいたことが、何度かあった。たぶん排泄物から生じるアンモニアの濃度はかなり上がっていたのではないかと思う。これが原因で死んでしまったことはなかったが、程々のところで水の入れ替えをした方がいい。ただし藻は直接水質の劣化とは結びつかない。なおできるだけ水を汚さないためには、餌をやり過ぎないようにした方がいい。1回に与える量はほんの2〜3摘み、それを日に2回程で十分のようだ。

環境の急激な変化:
 水が汚れた場合には水替えを行うが、できるだけ水温が変化しないように注意する。5度以上温度が異なるとかなりダメージを与え、死に至ることがある。だから水槽の1/2もしくは1/3の水を捨て、新しい水はで温度を調整し、規定量の中和剤を加えてから入れるようにする。私の場合は、新規に水槽に入れる時(温度の変化をなくすため袋に入れたまま30分程水槽の水に浮かべておくのがよい)も水替えをした時も温度差で失敗したと思われる。


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