Japanese -> Computer -> LCのモディファイ -> CPU交換 -1999.4.22 Updated-

[ CPU交換 ]

 最近の私の愛読書は、もっぱら "DOPING MAC" (ぶんか社、1950円) である。サブタイトルが "「旧型マック」スーパー改良術" で、そのタイトル通り、SE/30やLCそしてカラクラを再生させる術が詰まっているとてもはまってしまう本だ。この中で GABEZING ROOMがべじんさんはメモリの増設についていみじくも次のように述べている。

「メモリの増設をおこなうことなしに、CPUのグレードアップやクロックアップなどの改造に手を出すのは無意味といえる」

 ここで私は思った。次のステップとしてクロックアップを目論み意気込んでいたが、まずはベーシックなチューンアップでマシンスペックを底上げしようと。メモリはとりあえず36MB搭載しているので最低限確保していると考え、FPUの搭載を次のターゲットとした。

 LC475のCPUは68LC040で、68040からFPUを取り除いたチップである。LC475にFPUを搭載するためにはCPU自身を交換する必要がある。後々40MHzまでクロックアップすることを考えると、最初から40MHzの動作が保証されたものを購入するのが望ましいが、まだまだ高いので25MHz規格の中古品を探すこととした。例のごとく秋葉原を徘徊する。ラジオデパート地下の秋葉原エレクトリックパーツで5,000円のものを発見。型番はXC68040RC25Bでクロックアップに耐え得るかどうかは疑問だが、ヒートシンクと共に購入した。

XC68040RC25B

 交換作業はあっけなく終了する。まずボード上の68LC040を、細いマイナスドライバで四方の上がり幅が均等になるように注意しながら地道に持ち上げる。外れたら68040の向きを確認して押し込み、ヒートシンクを付属の両面テープで張り付けて終わりである。今回のCPU交換でスペックは以下のようになった。

ORG. STEP1 STEP2 STEP3
CPU 68020 68030 68LC040 68040
FPU なし ---> ---> 内蔵
CPUクロック 16MHz 25MHz ---> --->
バス幅 16bit 32bit ---> --->
メモリ最大容量 10MB 36MB ---> --->
メモリ実搭載容量 4MB 8MB 36MB --->
ハードディスク容量 100MB 160MB ---> --->

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