5年目の車検は自分で陸運事務所に持ち込んだ。民間整備工場にて定期点検整備を済ましてから受検した点が一般のユーザー車検と異なる(普段メンテを自分で行っているため、1年に1度位はプロに点検してもらいたいと思った)。
流れと感じたことを以下に。
なお、同じBF乗りの夢の助さんがほぼ同時期に車検を受けられている。ライン検査の写真等はかなり参考になるので是非こちらも見て欲しい。
慣れてる方はともかく、初めて陸事に出向くにあたってすべてを当日に行うのは不安だったので、まずは書類の入手と検査ライン見学を兼ねて足立自動車検査登録事務所(テレフォンサービス:03(5686)0123)に行ってみた。なお継続車検は最寄りの陸運支局又は自動車検査登録事務所で受けることができる。私の場合、家と仕事場の中間にあるので足立にした。
平日の3時すぎだったのでかなりすいている。最初に敷地内の地図を見て申請書類を30円で買った。
次に検査ラインを見学するため検査官に声をかけると、マルチ・テスタのラインに検査車がなく、そのため検査官が説明をしながら一緒にラインを歩いてくれた。その後検査官からユーザー車検のための印刷物があることを聞き窓口へ。そこには「検査受検要領及び検査機器配置一例」という色刷のパンフレットと「継続検査申請の御案内」という必要な書類と予約から新車検証及びステッカーをもらうまでの流れが細かく書かれた文書が用意されており、担当の方からていねいに説明を聞くことができる。そう最初からここにくれば良かった!
その後、重量税(1.5t以下は37,800円)と検査手数料(5ナンバーは1,400円)の印紙を購入。窓口前の記入例を見ながら書類を作成した。印紙はなくならぬよう用紙の所定の位置に貼っておく。これで今日は終了。検査票への納税確認印をもらおうとしたが、当日にしてくれと断わらた。
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自賠責保険(自家用乗用車は24ヵ月で27,600円)の新・旧証明書が必要だ。これはディーラでも損保でも自分の付き合いのあるところで手続きをとればいいと思う。陸事の近くにも必ず代理店がある。
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電話で車検の予約(1週間前からで8:30〜17:00)をする。アンサーシステムで機械的に進めていくと当日の予約番号がわかるので必ず控えておく。検査票が手元にあればここに書いておくのが一番良い。
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作業中私が同席することを条件に、星野モーターに依頼した。(いつも無理言ってすいません>星野モーター)。
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必要な書類を全部確認する。
車検証・自動車納税証明書・定期点検記録整備簿・自賠責保険証明書(新旧)・重量税納付書(重量税印紙貼付)・申請書・検査票(検査手数料印紙貼付)
特に自動車納税証明書は、自動車税の時期と車検の時期が離れているとなくし易いので、払ったらすぐ車検証と一緒に保存しておくようにする。
さて前日になって2つ気にかかることが生じた。一つはアイラインガーニッシュ。一応光軸は調整できているが、不安だったので陸事に問い合わせた。答えは「配光が変わるため剥がしていただきます」とのことだったので素直にはずした。もう一つはスピードメータ・テスト。VZの純正装着ホィールは195/65R14。実際にはいているのが205/50R16。どの程度の誤差が出るのかと。早速以前MLで知ったタイヤのサイズを計算してくれるHPで比較してみると、その差は0.4%でほとんど差がないことがわかりほっとした。
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書類は整っているので、まず納税確認印をもらうことから始まる。次に受付窓口に行って書類と予約番号の確認を行い、そしてライン検査である。
まずは外観検査。灯火類と車台番号(ボンネットを指示にしたがって開ける)のチェックだけだった。次がサイドスリップ。待っている時に回りを見ると業者の人たちがかなり神経質に直進することをチェックしていたので、自分もまっすぐ入ることに神経を集中した。よしよしと思いきや、
「6コースのスバルの人!スピードが速すぎます。
バックしてもう一度ゆっくり入って下さい」
というアナウンス。いきなり頭の中が真っ白になった。指示通りに再検査して◯。そしてブレーキ、スピードメータ、光軸のマルチテスタ。車は右に寄っていたような気がするが、まっすぐ入っていたようで全部◯だった。少し前に進んで排ガス検査。スバル車はこれで落ちたことはないと聞いていたのでプローブをぐぐっと中まで入れて測定。これも◯。検査票に記録して、下回り検査へ進む。かなり車体を揺らされるが、こちらがすることはブレーキを指示通りに踏むだけ。これも問題なくライン検査は終了。書類にハンコを押してもらい、車を移動して再び窓口へ向かう。指示通りにホチキス止めして提出。数分で新しい車検証とステッカーを渡され、すべてが終了した。これでまた2年乗れる .... ふと手のひらを見ると真っ黒になっていた。たぶんプローブを握った時に汚れたと思われるが緊張からか全く気がついていなかった。トータルでかかった時間は1時間弱。
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やることはそんなに難しいことではないが、独特の雰囲気が浮き足立たせる。いくらユーザー車検の門が広くなったとはいえ、そこは業者の世界。何度も車検手続きを繰り返している人たちと我々では、その手際の良さが違う。大事なことは自分は慣れてないのだから手際が悪くてもしょうがない、とにかくひとつひとつ丁寧にやろうと開き直ることではないだろうか。陸事からの帰り道、「また大事に乗ってあげよう」とふと思ったことが一番の収穫だったような気がする。
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