Japanese | -> Car | -> リポート | -> ブーツとブッシュの交換 | -1999.6.22 Updated- |
前回車検時に左側ドライブシャフト・ブーツは破れていて交換。右側もそろそろ寿命と考え交換た。今回はもう一つ、フロントのスタビライザのブッシュも交換した。最近冷間時に足回りからギシギシと軋み音が聞こえていたため、ひょっとしたらと思ったのがきっかけだ。
作業はいつもの星野モーターにお願いした。
特に今回は自分でやろうと思わなくてよかったかも...
DOJブーツは以前交換したので、当初はUJブーツのみ交換するつもりだったのだが(ちょっとケチくさいかな)、
以上の3点からDOJブーツも交換することとした。
駆動側のピンを外し、ハブ側のナットを外し、さてドライブシャフトを...
おやっ?なかなか外れない。熱と錆で完全に固着してしまっている。このような場合はひたすら浸透性潤滑剤の吹き付けとドライブシャフトをハンマーで叩くことを繰り返すのみだそうだ。それも限度を超えて叩くとねじ山がいかれてシャフト自体の交換となってしまうそうで。
直接シャフトを叩いたり、ピンパンチを当てて叩いたりすること約30分、やっと外れたぁ!若干叩いていた面が広がったが、これはグラインダで修正。ねじ山の勘合は問題なかった。さ・す・が!!
ばらしてみるとグリスは思っていたよりも劣化してガビガビ状態。交換に踏み切って良かった。
これは私のではなくMさんのドライブシャフトの状態。ブーツは破れていなくても、ジョイントに対してグリスとしての役割を果たさない。
前回の右側と同じように耐久性、温度特性に優れるWAKO'Sのグリスを使用してもらった。
交換パーツは、ボディ側ブッシュ左右2点とロアアーム側ブッシュリンク左右2点の計4点。リンクがちょっと高いので部品代は6000円弱となる。
8万7千kmを経たスタビブッシュの写真がこれ。リンクは偏芯も見られず見た目は良好。一方ボディ側はかなり劣化していた。スタビライザの通る穴が広がり、変形している。
下の写真は交換を終了したところ。真新しいブーツも写っている。
ブーツ交換は、ステアリングにスムーズさと軽さをもたらす。両側とも交換を終えて一層滑らかな操作感が蘇った。
もう一つ、スタビブッシュ交換の効果は嬉しいことに予想をはるかに超えていた。
軋み音が消えたのは勿論のこと、新車当時のダンパーの効いたスタビリティが蘇った。それも左右は勿論のこと上下動に対しても!ショックを交換した時と同じ位、その変化を体感できたので大満足である。
「ショックを新しいものに換えたんだけれども、どうも以前の粘りが戻らない」という方には是非お薦めする。